大人になっても診断を

ADHDの割合は、6歳から15歳の学齢期で7～10％前後があてはまると言われています。
そのなかで日頃生活や学校生活に支障をきたすこどもは、3％前後と言われています。
すなわち、一つの学校に数人いてもおかしくないくらいの割合です。
其れに対し大人のADHDの割合は、日本では殆どデータがないため不明とされています。

学校生活に支障をきたしていた3％のこどもたち全員が完治しているとは限りません。
むしろ、悪化して大人になってから日頃生活や仕事に支障がでる場合があります。

落ち着きがなく、目標がない動きをしてしまう「多動性」。
後の事とをかんがえずに、思った事とをすぐに実行してしまう「衝動性」。
忘れ物をしたり、すぐものをなくしてしまったり、時間に間に合わなかったりする「軽率」。

以上の3つがADHDの代表的な症例です。
大人になってからこれらの症状が頻繁に出るようなら、仕事に支障が出る事とは間違いないでしょうね。

大人になってから最初病院で診断を受ける場合は、精神神経科を受診するのが一般的です。
あるいは、大人も診ている小児神経科、小児精神科を受診するケースもあります。

その場合、日ごろの自分がどのような感じなのか、またどのような点が困っているのかをメモに書いて持参するとよいでしょうね。
又、小学校の頃の通知表があれば、其れも持参すると診断の参考になります。

問診からはじまり、体検査や心理検査、生理学的な検査を経て診断が下されます。
そこでADHDと診断されれば治療に移る事とも出来るのですが、其れだけでは判断出来ない場合はしかも診察が続き、確定診断がされたところで最適な治療に入ります。

大人であっても、ADHDである事とは決して稀なケースではないでした。
「もけれどてそうなのかも」と思い当たる場合は、一人で悩とりあえず専門医の診察を受ける事とが大事です。

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